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サンゴの産卵

「サンゴ産卵 命の輝き」(6月12日)

「命の輝き」。なんと美しい言葉だ。今日の新報1ページの見出しである。

10日の夜、国頭村辺士名の沖でサンゴが一斉に産卵した。その写真が載っている。死滅したとみられていたンゴの中に生き残ったサンゴがいた。それが産卵したというニュースだ。

 サンゴは6月の満月の日の夜に一斉に産卵する。サンゴが卵子と精子が入ったキャプセル(直径1mmのバドル)を一斉に海中に放出する。キャプセルから出た卵子と精子が受精して新しいサンゴが生まれる。サンゴの産卵である。

 グラスボートに乗って海の下のサンゴ礁を見学したことがある。まるでお花畑だ。無数の熱帯魚がサンゴを囲んで回遊する。サンゴは沖縄の海の美の主役だと思った。

 最近、ウニヒトデや海水温の上昇でサンゴが死滅したという話題が多い。でも、生き耐えたサンゴがいたのだ。それが新しい命を生み出した。耐えて花を咲かせたのだ。乾杯しましょう!

 

(ファイスブックから転載)