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復帰の日

復帰して53年(5月15日)

今日、5月15日は復帰の日。1972年5月15日に沖縄は日本に復帰した。あれから53年が経った。

復帰前は、県民は琉球人と呼ばれ、通貨はドル、県庁は琉球政府、県議会は琉球立法院、沖縄諸島は琉球列島と称された。電気、水道、ガス、石油もアメリカ(琉球列島米国民生府)が管理していた。アメリカ統治時代が27年も続いた。

1951年9月8日、日本はサンフランシスコ平和条約に調印し独立国になった。そして、沖縄は日本から切り離されて、アメリカの里子に出された。1972年5月15日は里子が親元に帰った日である。

 

33歳までアメリカの統治下で暮らした。異民族の支配下で、基本的人権も自由も制限され、差別と抑圧を経験した。日本復帰は沖縄開放の日だと思っている。今は、日本国憲法の庇護のもとで生きる尊さを身に染みて感じている。